11日午後3時ごろ、長野県の八ケ岳連峰の阿弥陀岳(2805メートル)で、9日から行方不明になっていた学習院大山岳部主将で4年の吉田周平さん(22)=東京都杉並区=と1年の土山莉里香さん(19)=千葉県松戸市=の遺体を県警が発見した。
茅野署によると、部員5人は7日に入山し、8日は山小屋から阿弥陀岳に向かったが、悪天候で道に迷い露営した。9日、遅れた土山さんに吉田さんが付き添い、他の3人は先に山小屋に戻った。2人が戻らなかったため、9日夜、救助を要請した。県警ヘリが11日午後、南側斜面で手袋を見つけ、地上から捜していた県警山岳救助隊員が雪の中に埋まっていた2人を見つけた。
吉田さんは日本山岳会の学生部委員長を務める。昨年8月、インド・ヒマラヤの未踏峰ギャルモ・カンリ(6070メートル)に挑む同大山岳部隊の隊長を務め、メンバー3人と初登頂に成功した実績を持つ。日本山岳会の古野淳副会長は「吉田さんは現役学生の中でも実力はトップレベル。何か、突発的な事故があったのではないか」と話した。
○吉田周平さん
Facebook プロフィール写真より
吉田周平さんのFacebook
○土山莉里香さん
Facebook プロフィール写真より
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